F1がツマンナイからBSフジやフジテレビONEの放送が無くなった件
F1が開幕しましたが、何と今シーズンはBSフジとフジテレビONEでの中継がありません。
AOIニュース様より引用
フジテレビは、2015年シーズンをもって、F1の放映権などのマネージメントを行うFOMとの契約が終了。最近は、海外でも放映権の高騰により、イギリスのBBCがF1中継を一部レースのみの放送に切り替えるなど、全世界で「F1離れ」が加速していると言われる。昨年ホンダのF1復帰という大きなニュースがありながら盛り上がりにかけたこともあり、フジテレビの中継撤回はレース関係やスポーツメディアなどでも話題になっていた。
今回の中継よりBSでの中継は無くなり、CS放送「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」での完全有料放送になるが、金曜、土曜のフリー走行、予選、決勝という全セッションの生中継はこれまで通り継続される。
自分はオンタイムでは25年、
CSでの過去放送を含めると
35シーズンくらいF1を見ています。
しかし、月に1000円以上もするフジテレビNEXTを契約してまでF1を見る価値はありません。
月に1000円取っていいレベルのモータースポーツはINDYCARと自分がブログをやっているNASCARだけだと思います。
昨年限りでF1は視聴終了となりそうです。
F1は昔からツマンナイですし、
モータースポーツの頂点でも無いので
世界的な「F1離れ」というのは
ごく自然な現象だと思います。
F1がモータースポーツの頂点としての役割が終えたのは1990年代後半のレギュレーション変更です。
F1は人が乗れないくらい
速くなったので、
エンジンの排気量を減らしたり、
溝付タイヤにしてスピードを落としました。
F1のようなフォーミュラーカーは
速く走るために生まれて来たわけです。
遅く走るなら一般の車の形でレースをした方がいいに決まっています。
つまり、F1は約20年前から終了していたわけ。
2000年代に入ると、ぶっ飛んだレースをしていたIRLや市販車の見た目で走っているNASCARが、レース内容的にF1を圧倒するようになりました。
2000年代の中盤に入ると
F1の本場ヨーロッパでも
NASCAR人気が出始め、
F1人気は徐々に下降します。
F1はヨーロッパでのレースが減り、
情報弱者しか居ない国でしか
開催されなくなったわけです。
もちろん日本も情報弱者国の一つとなります。
日本におけるF1人気
1990年あたりは物凄いF1ブームでした。
これは当時、日本人が世界で活躍するスポーツがオリンピックとF1しか無かったからです。
ゆえにレースがどんなに退屈でも
日本では人気がありました。
逆にF1が面白かったシーズン(1997年や1986年など)は日本のF1ブームと被らなかったのが残念だったと思います。
一般人はもちろん、
モータースポーツ好きですら
本当に面白いレースを
知らないのが現状です。
やがて野球やサッカーなどにも
世界に通用するプレイヤーが出てきて、
日本におけるF1人気はどんどん下がりました。
結局の所、F1ブームがデカ過ぎて
「F1=モータースポーツ」
というイメージが定着した事が
この国のモータースポーツの進歩を妨げたと言えます。
日本独自のモタスポだって、
スーパーGTやD1など
素晴らしいものはありますが、
一般的知名度は今ひとつです。
本来はF1ブームを作ったフジテレビが
F1の次のコンテンツを
アピールすべきだったのですが、
最後までボロボロのF1にこだわりました。
有料放送のフジテレビNEXTで
コアなF1ファン相手に稼いでいる以上、
「F1=モータースポーツの最高峰」
という建前を崩すのは出来なかったようです。
フジテレビはいくら遅くても
2014年の時点で
「F1が完全にオワコン」
である事に気がつくべきでした。
F1は空力において最先端であり、
その開発競走を見るのも
F1の魅力だったわけですが、
近年はエンジンパワーの方が重要です。
ところがエンジンは外から見えません。
ゆえにファンに伝わる情報量が少なくなり、コアなF1ファンですら退屈だったと思います。
F1が無くなっても別に構いませんが、「他のカテゴリーはF1以下」という遅れた認識の国だけに、他のモタスポへの影響が心配です。
こうなる事は解っていたので
メタボ教授は本格的にブログを作る際、
モータースポーツのブログではなく
パチスロブログにしました。
ところが、パチスロもあと1年~2年で終わりが見えて来ました(´;ω;`)ウッ…。
それゆえこのブログを強化しないといけませんが、しばらくは気ままに色々と実験しようと思います。