スーパーマリオランの課金販売モデルが成功すればスマホゲーム業界は変わるけど果たして?
今週木曜日からスーパーマリオランが配信開始となります。
ポケモンGOはあくまで任天堂とは別会社が作ったゲームです。
それをノーカウント(笑)にすれば、このスーパーマリオランが任天堂謹製で最初に大勝負をかけるスマホゲームとなります。
片手で出来るマリオという事でこのような動画もありました。
歩きスマホや運転中のスマホの問題を考えれば、このようなプロモをする事自体が「遅れている」と言えます。
売り切り販売タイプ
このゲームの特徴は「売り切り販売タイプ」という点です。
1-1~1-3までは無料で遊べますが、それ以降は1200円払う事により遊ぶことが可能となります。
初期の携帯電話ゲームではよく見られた販売形態でしたが、最近はあまり見なくなりました。
個人的にはこのモデルが成功するかどうか注目しています。
スマホゲームの主流は基本プレイ0円です。
人気となるゲームは概ね0円でかなり遊べて、一部の廃課金ユーザーから金をむしり取るシステムとなっています。
商売なのでそれは構いませんが、ゲーム性はガチャゲーか札束で殴り合う対戦ゲームしか生まれません(ポケモンGOは若干異なりましたが)。
また非課金・軽課金・重課金・廃課金とのバランスの兼ね合いも重要となります。
収益を考えれば、射幸心を煽りまくりのガチャゲーが正解ですが、そういった制約がある限り、いずれユーザーから飽きられるはずです。
そういう意味でスーパーマリオランには成功して欲しいですが、ゲームの動画を見た感想は「そこまで甘くないだろうなあ」と思います。
偽アプリに注意
こういうニュースも見ました。
ポケモンGOでも同じような症状がありました。
世の中には、こういうスパム行為で金を稼ごうとするゴミみたいな人間が多いですから、今後のスマホゲーム市場を考えると問題です。
ソニーもいよいよ本格的にスマホゲームに参入して来ましたが、
今後は有名ゲームのスマホ移植化が沢山行われるでしょう。
それを見据えて先取りしたゴミアプリが沢山出てくる事も想像出来ます。
そんな事はプラットフォーム側がきちんとスパム処理をすれば全く問題無いわけですが、現状出来ていません。
あと、スーパーマリオランはiOS版だけとなります。
Android版がまだである理由は「海賊版コピー対策が不完全である」という理由だそうです。
そういった問題も解決していかないとスマホゲームは頭打ちになると思います。