琴奨菊が初優勝、日本人横綱昇進にリーチ
琴奨菊が初優勝し、日本人力士が10年ぶりの優勝となりました。
10年という期間は相当長いです。
モンゴル勢が相当強かった事を意味します。
琴奨菊が来場所も優勝するような事があると横綱昇進が現実的なものとなるでしょう(横綱昇進の目安は「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績を挙げた力士」と言われています)。
ちなみに日本人として最後に横綱になったのはちゃんこダイニング屋でお馴染み若乃花です(1998年)。
現役としては貴乃花が2003年までやっていたのが最後でした。
逆の味方をすれば日本人力士が全く活躍しなくても相撲人気がそこまで没落しなかったのが驚きです。
八百長危機はありましたが、ここ1年・2年の集客は満員御礼が続く日も珍しくありません。
人気スポーツの条件
プロスポーツが人気が出る要因に
- 戦術性
- 見栄え
- 帰属意識の喚起
の3要因があります。
日本では昔から「帰属意識の喚起」が大きなポイントでした。
スポーツの視聴率は全て「世界大会における日本代表出場試合」が上位を独占しています。
近年は日本で世界大会を新設するケースも出てきました。
相撲にも日本人力士VS外国人力士という構図はあるのかもしれませんが、3横綱がモンゴル人で日本人力士が10年も優勝していない状況でそこを主軸に興行は成り立ちません。
ファンの目が肥えてきた?
ネットでは無気力相撲や变化に対する厳しい意見が多く見られます。
昔はネットはありませんでしたし、相撲解説の親方さんもそこまで煩く言うことは無かったと思います。
相撲を見る角度が増えたというのは好ましい事です。
自分のように日本人が全く出ないスポーツですら視聴している人間からすれば、どんなにツマンナイスポーツでも日本人が出ているという理由だけで優先して報道される現実は残念に思っています。
相撲も今回10年ぶりの日本人優勝という事で大きく取り上げられましたが、日本人か日本人ではないかという2元的なモノの見方から早く卒業して欲しいと願います。