今シーズンセリーグ優勝候補の本命と目された阪神タイガースですが、現在は最下位に低迷しています。

金本監督が掲げる「超変革」が上手く行っていません。

鳥谷の不調は確かに痛いですが、戦力的には優勝を争うだけのメンバーは揃っています。

おそらく先発ピッチャーだけならセリーグトップです。

勝てないのはベンチ側の問題が大きいと思います。

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選手を怒るのは「無能」と自己紹介しているようなもの

各選手の得意な点・苦手な点を把握する事は監督の重要な仕事です。

金本監督はそれが出来てないから何でもかんでも怒っているように見えます。

一方で「今の若い選手叱ると良くない」という意見もありますが、それもどうでしょう。

個人的には「何を叱るか」によると思います。

一般社会でもそうですが、結果に対して叱る事はよくありません。

一方で、思考やプロセスに問題があればそこは問いただすべきです。

つまり、結果に対して怒るのではなく、何が駄目なのかを指摘してあげる事が重要となります。

例えばボール球に手を出すのも、「スイングの問題」なのか、「ボールが見えてない」のか、「意識の問題」なのかで対処が異なります。

スイングの問題なら改善点をアドバイスをすればいいでしょう。

ボールが見えてないなら、明るさの影響や相手ピッチャーの投げ方の問題です。

試合が行われる時間や相手ピッチャーによってオーダーを変える必要があります。

意識的な問題なら、雷を落とすか2軍に落とせばいいです。

エラーをした時も、その原因が「足が滑ったのか」「打球を見失ったのか」「グラブ捌きに問題があるのか」「守備位置に問題があるのか」によって対処が異なるわけです。

守備隊形指示を見落としたり、バックアップを忘れていたら、叱られて当然ですが、全部が全部「エラーはけしからん」と怒るだけだと何も改善されません。

大事なのは精神論ではなく技術論です。

藤浪の事例

昨日は藤浪が大乱調で8失点でした。

その時の金本監督のコメントが
「(藤浪は)立ち上がりがすべて。四球から崩れて…。今日は何球投げようが、何点取られようが最後まで投げさせるつもりだった。(エースとしての)責任は感じてほしい。感じないといけないと思う。立場として」
だったように懲罰的な意味合いで160球も投げさせます。

今の時代、こんな考え方は時代遅れです。

まず立ち上がりの失点が藤浪のせいなのかを考える必要があります。

この日は雨が降っていましたし、初回の失点も守備の乱れが絡んでいるのです。

今年の藤浪は失点が47であるのに対して自責点が39、それだけ守備に足を引っ張られています。

立ち上がりの制球が悪いのは昔からの課題ですが、「何故悪いのか?」をベンチはよく考えるべきです。

試合直前の投げ込み不足なら
徹底的に投げ込ませればいいでしょう。

ただし、それをやってしまうと5回まで持たないはずです。

ゆえに他の方法を考えた方がいいと思います。

例えばベイスターズの山崎康晃投手はクローザーでありながら、立ち上がりが悪いです。

得意のツーシームを調整するのに少し時間がかかります。

相手チームもそれを知っているので、ツーシームの失投を待っている打者が多いです。

そこで、キャッチャーはボールコースにツーシームを投げさせて、球数を稼ぐ配球をしています。

先頭打者をファーボールで歩かせる事が多いですが、結果的にセーブ機会成功率はここまで95%です(唯一失敗したのもエラー絡み)。

そういう作戦面の工夫も必要だと思います。

藤浪の場合は初回から守備固めを出すのもアリでしょう。

毎試合スタメンは2塁大和、3塁今成で固定です。

打順は7番・8番に置いて1巡目から代打を送る偵察オーダー方式で構いません。

そういう奇策を試すことこそが「超変革」のはずです。

金本監督以外にも責任がある

新人監督の一番の難点は「対戦相手どころか自チームの戦力を把握しきれてない」事にあります。

高橋由伸監督みたいに昨年まで1軍のベンチに居た人なら問題ありませんが、3年も4年も前に引退してしまった選手が突然監督になると大変です。

監督という職業は「マスコミ対応」や「客寄せパンダ」という側面がある以上、知名度優先で選ぶのも仕方ありません。

ゆえにコーチ陣の能力も重要となります。

金本監督をサポートする人、意見をする人が居ないのなら、本人が学習するのを待つしか無さそうです。

もし本人に学習能力が無いなら、阪神タイガースは間違いなく低迷期となります。

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