イチローがビートローズの持つ最多安打達成した事が大きくニュースになりました。

メジャー3000本安打到達も時間の問題です。

安打記録の価値

個人的には無いと思います。

マリナーズ時代のイチローの試合を数多く見ていましたが、シーズン200本安打や打率にこだわるプレーを多く見たからです。

要はチームの勝利より個人記録を優先したプレーが多く見られました。

-----sponsored link-----

例えば得点差が少ない状況のノーアウト3塁でイチローに打席が回ってきた場面。

ヒットを打てなくても、外野フライかセカンドにゴロを転がせば1点の状況です。

ところが、イチローは3塁線にセーフティバンドをします。

結果は内野安打となりましたが、3塁ランナーは動けませんでした。

3塁手がベースカバーに入っているため、3塁方向に転がせば内野安打になる確率は高くなりますが、ランナーはスタートを切ると「打球の勢いを見て塁に戻る」という選択肢が無くなります。

そのため3塁ランナーは動けませんし、サインプレーで走らせてもアウトになる確率が高くなるので、上記の場面で3塁方向にバンドするのはNG行為です。

それとイチローは「フォアボールで出塁するよりもヒットで出塁した方がいい」というコメントを残しています。

言うまでもなく、ランナー無しの場合ならどちらも同じ価値です。

加えてゲーム序盤は相手先発の球数を使わせる事が大事ですから、フォアボールの方が価値が高いとも言われます。

理想のリードオフマンとは相手ピッチャーに球数を使わせた上で出塁する選手です。

イチローの場合はランナー無しの0ストライク3ボールでも平気で内野安打を狙ってきます。

ストライクに狙い玉を絞りやすいカウントなので、バットを振る事は問題無いですが長打を狙わないと意味が無いです。

そういう事をやり続けた結果、マリナーズの選手やファンの間でも問題になりました。

勝利につながらないヒットを積み重ねてビートローズの記録を抜こうがメジャーで3000本打とうがあまり価値はありません。

アメリカのマスコミが無関心なのはそういう要因もあるからです。

ついでに日米比較の話

それとビートローズの記録を抜いた時に「日米合算は有効か?」という話にもなりました。

難しい問題ですが、一つだけ言える事は「日本の1軍とメジャーリーグだけ抽出して合算すべき理由が見当たらない」事です。

プロという縛りで考えれば2軍やマイナーの試合も含めるべきでしょう。

加えてメジャーにはステロイド問題や野球賭博問題もあります。

ここ数年だけでも何人かの選手がドーピングで出場停止となっていますし、ビートローズは選手時代も野球賭博に関わっていたという話も出ています。

それも含めてベースボールなのかもしれませんが、日本の野球と同列に扱う必要はあるのでしょうか。

イチローは偉大な選手

もちろん日本でもドーピングや野球賭博による八百長があるかもしれません。

それと過去の野球と今の野球との質の違いもあるため、イチローとビートローズの数字を比較する事に意味は無いはずです。

ただ、イチローが素晴らしい選手であるのは間違いありません。

盗塁成功率は非の打ち所ない素晴らしい記録です。

守備に関しても超1流だと思います。

自分がリアルタイムで見た中ではこのレーザービームが一番衝撃的でした。

3塁手が捕球した場所にランナーが滑り込んで来るというこれ以上に無い完璧な送球です。

近年は「スライディングキャッチをしない」という事を指摘されていますが、それはイチローの怠慢ではなく他の外野手のレベルの問題だと思います。

スライディングキャッチをして失敗した時のリスクを考えて「やる・やらない」を決めているわけですが、隣で守る外野手がバックアップに来ているかどうかも判断材料となります。

イチローがマリナーズでマイク・キャメロンと組んでいた時にはかなり無理なスライディングキャッチにも挑戦していました。

キャメロンはイチローが取れない事を見越した動きが出来ていたからだと思います。

一方で昨年話題になったこのプレーですが。

試合後のコメントで「センターがバックアップに来てなかったのでリスクはあった」というようなお小言を述べています。

イチローはそういう所まで見てプレーしているわけ。

そして、言うまでもなく42歳になる今シーズンの成績だけを見ても驚異的です。

といった感じでイチローの凄さはヒットの数じゃ無いはずですが、それを取り上げてお祭り騒ぎをする日本のマスコミを残念に思います。

-----sponsored link-----